お金との腐れ縁 #10

お金との腐れ縁 ナンバー10

総括これまで9回にわたってお金にまつわるエトセトラをかきだしてきたが、まとめてみると「お金は必要で大切なものだが執着するようになると問題が生じる」ではないだろうか。

 

先人たちは英知を働かせ、ただの紙切れに何かしらを印刷するとお金となって価値を持ち始めるようなシステムを造り出した。さらに進んでデジタルな移動で(数字の動きで)決済できるようになっている。

 

そのうち脳の中だけでもクレジット・カードの代わりにお金を払うことが可能になるかもしれない。実にSFチックだ、あるいはどこぞやのベンチャー企業がすでに技術を開発しているかもしれない。そんな気がしてしまうほど現在のデジタル産業は一般の人からかけ離れ、専門家しかわからないような技術を誇っている。そんな訳である人たちは、科学技術信奉者としてバベルの塔のごとく崇め奉っているのだろう。

 

いずれにせよお金という価値観は当分崩れ去ることはなさそうなので、これからもお世話になるつもりでいたほうが賢いのでなかろうか。お金は大切に、しかし手離れは良く、未練がましくないようにし、「お金を愛する」ことがないようにお金との腐れ縁とはおさらばしたいものである。

                      最後まで読んでいただいて感謝します

お金との腐れ縁 #9

お金との腐れ縁 ナンバー9

仕事、仕事、仕事、仕事。いったいいつになったら解放されるんだろう?こんな風に感じたことはないですか?もしかしたらあなたの労働環境は強制収容所並かもしれませんね。

 

ワーカーホリック、きっと耳にしたことのあるフレーズだと思います。何か夢があってそれに向けて貯金してるとか、借金地獄から抜け出るため頑張ってみるとかで残業歓迎なんていう人もいるかもしれないのですが大体において違いますよね。

 

「自分がやらなければ会社がうごかない」とか、「この仕事は私にしかできない」とか、「この仕事を取られたら私の居場所がない」なんて考えていませんか?本当にそうなのでしょうか。本当のところあなたが考えるより世界は単純に回っているのではないでしょうか。

 

そう考えるのも無理な話ではないかもしれません。同僚、上司、社長、部下、揃いもそろって無責任で放任主義だったりすると「自分以外いない」となるのは自然なことかもしれません。しかし、人権という言葉を思い出してください。

 

すべての人間が生まれながらに基本的人権を持っているということを、 初めて公式に認めた宣言です。 1948年12月10日、フランス・パリで開かれた第3回の国際連合総会で、「あらゆる人と国が達成しなければならない共通の基準」として採択されました。

 

そうです、あなたのホントにしたいことを追い求める権利が存在するのです!

お金との腐れ縁 #8

お金との腐れ縁 ナンバー8

ギャンブルで負けた人が、「貯金してきたんだよ」という負け惜しみをよく聞く。まあそうゆう風に取ってくれる人がいるから業界が潤っているんだね。そしてごくごく少数の、限られた人にその売り上げの一部をかんげんしているのです。間違いありませんか?無いですね。

 

一度大当たりの快感を覚えると、脳内ドーパミンが放出され麻薬のように魂をとりこにして連れてってしまうんです。どこへですかって?借金地獄ですよ。

 

「自分はおこずかいの範囲内で決めた額だけしかやらない」と決めている方も多いかと思われますが、その人たちの行く末は地獄じゃなくてもパラダイスでもなければましてや天国でもない。死屍累々の歴史を誇る人類共通の墓、ハデス。欲張って人様のお金を幾らかばかり自分の懐に入れようとしたがために、パラダイスにも天国にも行けなくなるんですわ、ほんと。

 

でも、社員旅行で天国に一番近い島と言われる、パプアニューギニアへ行ってきたぜ、ですって?馬鹿言っちゃ困ります。天国なんかと関係のない凡人が島を“売り出す”ために考え出したキャッチ・コピーにすぎませんそんなもの。そんなもの相手にしてたら、ベンゼンで汚染された豊洲の市場だって天上マーケットに見えてきます。

お金との腐れ縁 #7

お金との腐れ縁 ナンバー7

一発逆転、千差一遇、億万長者へ!

 

ギャンブルのうたい文句に聞こえてくるセリフだが果たし、本当に自分の身に起きるのだろうか。起きると信じているから皆さんパチンコ、競馬、競輪、競艇、闘鶏、宝くじ、LOTTO6,7、カジノへと向かうのではないだろうか。

 

それらの賭け事から得られる収益が教育、経済開発、公共事業へと用いられているではないか、これはれっきとした社会福祉の一環だと胸を張って言う人もいるかもしれない。

 

あなたはどうですか?お金のためなら手段を選ばないと公言しているような強面の人じゃなくてもギャンブルぐらいは、と考えるのではないだろうか。あらかじめ言っておくが,小生はギャンブルをしない。したい人が大勢いて権利として扱われていることも認めている。

 

ある日、あなたが仮にパチンコで大儲けしたとする。嬉しくなってついつい飲みすぎた、普段は手を出さないスロットで遊んでみる、家族に回ってない寿司を御馳走するとか、同僚に借りてたお金を返せた。その他諸々。

 

さて問題です。その買ったお金はどこから来るでしょうか。答えはパチンコで負けた人からです。何当たり前のことを言っているのかと不思議に思われたあなた、次回を楽しみに。

トゥ・ビー・コンティニュウ! 

お金との腐れ縁#6

  • お金との腐れ縁 ナンバー6

 

「金は諸悪の根源」と言われることがあるようです。お金自体が何か悪いことを行ったのならわかります、お金が自立して行動しだし暴動を起こしているなどと言うのなら分からんでもないのだが。

 

別の言い方をするというと「金銭への愛はあらゆる悪の根なり」となるらしい。このブログで度々言っているが、お金が無いから執着するわけではないし、お金があれば問題ないとも言えない。

 

では、お金の奴隷にならないための5個のステップをご紹介。まずは貯金。目につかないところにお金を置くことで使ってしまいたいという気持ちに負けないで済むのです。そして予算。これは不可欠でしょう。無駄遣いしない、必要なものと欲しいものとの違いを見定めることができます。余計な負債を負わない、こういうことですね。計画。将来の必要を慎重に検討する。ローンを組む時、保険をかけること、退職後の生活設計について。色々あります。学習。技術を身につけたり、身体的・感情的健康をたもつために自分に投資をする。バランス。お金より人に関心を向けて幸福になりましょう。「命を支えるものと身を覆うものとがあれば…それで満足する」ことです。

 

確かにお金は大切ですがお金に主導権を取られてはならんのです。

お金との腐れ縁#5

お金との腐れ縁 ナンバー5

「マネー症候群」という症状を経験したことはありますか?英国の偉いドクターが考え出した造語だそうです。いかにもつらそうに聞こえてきますねぇ。息切れ、頭痛、吐き気、吹き出物、食欲不振、理由のない怒り、神経過敏、消極的思考となって現れるとのこと。

 

お金の奴隷

この症候群は何もお金が無いとか貧困状態にあるからなるということではないようです。過剰消費,営利主義,過度の物質主義によっても引き起こされるため、物が豊富にあってもかかります。それはストレス,負債,浪費,働き過ぎ,喪失感,ねたみ,憂うつ感などを引き起こすらしいです。

 

では一度とりこになったならもう逃げられないのでしょうか。そんなことはないですよ、安心してくださいねぇ。それはお金の動きをコントロールしているという実感と自信によって貧富の差に関係なく、お金の奴隷にならず主人になることが可能なのです。

 

まずは自分の収入金額を正確に把握し、出費をそれ以下にとどめることです。基本ですね、常識と言ってもいいかもしれない。でもそれを怠るから「マネー症候群」が大手をふるって世界中を蹂躙しているのです。自分も何かの拍子に足を踏み外しかねないのです。

お金との腐れ縁#4

お金との腐れ縁 ナンバー4

 自分の預金通帳と請求書を見ると,お金が,手の指の間から落ちてゆく砂のように,どんどん減っていくように感じることはないでしょうか。もしカップルで、夫婦で、財政を管理し始めたばかりの人にとって、支出を抑えきれないときには相手に責任を取ってもらいたいとさえ考えるかもしれません。

 

支出を抑えるには

しかし早急に判断しないほうがよいでしょう。パートナーである限り(亭主関白とか、かかあ天下とかいう特殊な例を除いて)責任は共に負っていくのが理想ではないでしょうか。

パートナーとお金の使い方について一致した考えを持つようになるまでは、話し合い、譲歩すること、考えや態度を調整することと、時間が必要でしょう。

 さらにクレジットカードやデビットカード,オンライン・ショッピング,ネット・バンキングで買い物をする傾向がある場合、お金を使っている感覚がなく、安易に”クレジット”で買い物をするようです。自分の財布からお金が無くなってゆくのがみえないとついつい使いすぎていく、ということです。

お金の問題は、二人の間に深い溝を生じさせ口論の理由の一番に挙げられています。ではなすすべもなく傍観しているしかないのでしょうか。それはまた次回。