お金との腐れ縁 #10

お金との腐れ縁 ナンバー10

総括これまで9回にわたってお金にまつわるエトセトラをかきだしてきたが、まとめてみると「お金は必要で大切なものだが執着するようになると問題が生じる」ではないだろうか。

 

先人たちは英知を働かせ、ただの紙切れに何かしらを印刷するとお金となって価値を持ち始めるようなシステムを造り出した。さらに進んでデジタルな移動で(数字の動きで)決済できるようになっている。

 

そのうち脳の中だけでもクレジット・カードの代わりにお金を払うことが可能になるかもしれない。実にSFチックだ、あるいはどこぞやのベンチャー企業がすでに技術を開発しているかもしれない。そんな気がしてしまうほど現在のデジタル産業は一般の人からかけ離れ、専門家しかわからないような技術を誇っている。そんな訳である人たちは、科学技術信奉者としてバベルの塔のごとく崇め奉っているのだろう。

 

いずれにせよお金という価値観は当分崩れ去ることはなさそうなので、これからもお世話になるつもりでいたほうが賢いのでなかろうか。お金は大切に、しかし手離れは良く、未練がましくないようにし、「お金を愛する」ことがないようにお金との腐れ縁とはおさらばしたいものである。

                      最後まで読んでいただいて感謝します